特許出願動向と知財戦略

現在、特許庁HPに、JPO STATUS RERORT 2026が掲載されており、上記の特許出願件数の推移が示されています。

特許庁ステータスレポート2026 | 経済産業省 特許庁

特許出願件数は、2017~2021年の期間は毎年減少し、2022~2024年は僅かづつ上昇してきました。一方で、特許査定率は一貫して上昇してきているので、特許出願は、件数よりも質を重視するようになり(そのために件数が減り)、2021年を底に件数も増加してきた(質の高い出願が徐々に増えてきた)という見方がありました。

ところが、2025年は、件数が急増しています。

急に質よりも件数を追求し始めたとは考えにくいです。したがって、この現象の解釈は、AI活用により特許出願が容易になり「質も件数も」両方とも追求できるようになってきたためとの説が有力です。もしも、AIを活用して質の高い特許を大量出願する時代に入ったとすると規模の小さい企業には不利な気もします。

こういう時にこそ、知財戦略が重要です。AIは公開情報に基づいて考えるので、自社だけが知るノウハウや暗黙知を加味した「桶狭間」のような知財戦略はAIには難しいはずです。こういう時代に生き残り、飛躍するための知財戦略を一緒に考えることは、JPAA知財経営コンサルタント冥利に尽きます。

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